2009年6月15日月曜日

瀬を早み〜

2009.6.14

 関西も梅雨入りしたとは言え、雨が降ったのは初日だけ。今日もいいお天気に恵まれた。しかも日中は真夏のような暑さである。
 13時過ぎ、蛭子神社に到着。エアコンを18度に設定して、それでも汗をかきかき、みんなで舞台造り。下の受付には、すでにお客さまが、数名来られている。開場を15分早めることに。
 今回から料金を値上げさせていただいた(本来は20回記念から変更する予定であったが、1年間据え置きしていた)。そこへ新型インフルエンザの影響も伴って、参加者が激減するのでは、と懸念していたが、なんのことはない。いつもにも増して、大勢の人出。開演前、会場はもうギューギュー詰めになっている。熱気がムンムン立ち込め、扇子や団扇であおぐ姿がチラホラ。冷房が追いつかない。動員数120名。こんなにたくさんお越しいただけるとは……、深謝。

兵庫八天の会
第24回「やなぎはらYEBISU亭」(15時開演)

『米揚げ笊』   桂 吉の丞
『胴ぎり』    月亭 八天
『禁酒関所』   笑福亭由瓶
『崇徳院』    月亭 八天

三味線:吉崎 律子
手伝い:月亭 八斗

 今回は新規のお客さまが、たくさんいらっしゃったようである。仲入りなしで約2時間の公演であったが、非常に質の高い内容となった。あとで考えれば、よく似た噺が並んだ。『米揚げ笊』と『崇徳院』は、公衆の面前で大声を出すという点、『胴ぎり』と『禁酒関所』は、武士が人を斬るという点が類似。仕方なく『崇徳院』で、「瀬を早み〜」とやる前に、「大豆、中豆、小豆〜」とどなってみた。ま、ちょっとしたお遊び。
 終演後は「ヨカロー」の本格中華を味わいながら祝杯をあげた。席亭の原さん、スタッフの吉川さん、芸大の村上さんも。
 帰りはノンアルコールの八斗くんに運転してもらい、車を駐車場へ入れると、自宅近所の「もりちゃん」で再度乾杯。今日の落語について、あるいは彼の今後の進展などを話し合う。
 23時、解散。