2009年6月15日月曜日

安楽庵策伝ゆかりの地

2009.6.13

 サラダとヨーグルトと納豆と味噌汁で軽く朝食を摂って、9時前に六本木のホテルを出た。9時30分ののぞみで、名古屋を経由し、岐阜へと向かった。
 3年と5か月ぶりに岐阜市歴史博物館へやってきた。以前の「歴博亭 土曜寄席」は、東西から1名ずつ参加のふたり会であったが、現在は江戸と上方から月替わりに来演し、ひとりで2席〜3席勤めることになっている。  公演前に、開催中の「魯山人展」を見せていただいた。

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 午前中はドンヨリとしていたが、午後からは暑いくらいに陽が射している。館を出ると、岐阜城を臨む山並みがきれい。開演30分前、早くも大入満員の紙が貼られた。定員220名をオーバーし、会場に入りきれなかった方は、2階のモニタービジョンで鑑賞していらっしゃる。

平成21年度「歴博亭 土曜寄席」
〜月亭八天の日(14時開演)

『胴ぎり』    月亭 八天
      仲入り
『御神酒徳利』  月亭 八天

 この会も長らく続いているだけに、お客さまがいい具合に育っている。お客さまが育つというのは失礼なようだが、芸能というものは、あくまで演じるほうと観るほうとの共同作業。一方通行では、いい芸は生まれない。さすがは、落語の祖、安楽庵策伝ゆかりの地である。
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 さてさて、帰り道。岐阜駅ホームで、福若くんにバッタリ。現在、彼は名古屋に住んでいて、いまから敦賀の落語会へ向かうという。久しぶりに会ったが、昔に比べて、かなりふっくらしていたのには驚いた。
 2着の衣裳に5日間の着替え、そのほか諸々が入ったキャリーバッグは、相当重い。ようやく家にたどり着いたが、もう明日の稽古をする余力がない。むしろ体力を温存するために、今夜は早く休んだほうがよさそうな気がする。