2009年7月2日木曜日

落語と酒

2009.6.30

 今日からNGKなんばグランド花月に「月亭大喜利」が初お目見えする。出演は、師匠、遊方、八天、八光、なるみ、方正の6人(方正、八光入れ替わりの日もあり)。
 朝9時半から、作家の清水氏を交え、舞台上で稽古が始まった。きん枝大喜利、林家大喜利とは、また別の色を出していかなくてはならないから、なかなかむずかしい。「頭で考えるより皮膚で覚えろ」というのが、わが月亭の家風。とにかく自分が楽しくなければ、お客を楽しませられない。理屈より実践主義だ。
 1回目の舞台、師匠の出番が終わり、がんこ寿司でランチタイム。2回目の舞台、師匠の出番のあと、あとがあるので、お先に失礼した。
 なんだか妙に楽しかった。みんなでなにかやるというのは、普段の独り舞台とは違うから、これまたおもしろい。

 地下鉄連絡、けいはんな線の新石切下車。雨足がキツくなってきた。演者の面々と駅で待ち合わせて、久しぶりに極楽寺へやってきた。ネタ帳を調べてみると、前に訪れたのが12年前の暮れ。八天のネタは『蔵丁稚』と記録されていた。


『寿限無』    笑福亭笑子
『茶の湯風呂』  笑福亭生喬
『お神酒徳利』  月亭 八天

手伝い:笑福亭生寿

 朝から楽屋にいたせいか、声の調子がよろしくない。エアコンは気をつけないと、喉を痛めてしまう。自分が喋っていても、他人の声のように聞こえた。生でモニターできないのが一番辛い。
 駅前の居酒屋で打ち上げて、最終に遅れないように解散。やあ、今夜も楽しい仲間と、いいお酒を飲ませていただいた。やはり落語と酒があれば、ほかなにも要らない……あいや、ちょっと要るかな……。